国民総生産と国民総所得

2012年の暮れに民主党から自民党へ政権が移りました。
この新政権にて、国内経済を復活させるというマニュフェストでGDPという言葉もよく耳にするようになりましたね。
よく耳にするとは言え、何のことかよく分からないという人も多いでしょう。
GDP(Gross Dmestic Product)とは国内総生産のことです。国内総生産とは、国内で生み出した経済効果の数字です。
分かりやすく言えば、1年で日本国民が稼いだ金銭の総額という事です。
近年まで、日本はアメリカに続き世界第2位の国内総生産を誇っており、いわゆる世界第2位の経済大国でした。数年前に中国に抜かれて以降は第三位に落ち着いていますが、世界的に見るとまだまだ経済力が高いのが特徴です。更に言えば、日本は世界の国土面積の1%にも満たない国ですから、不景気とは言えかなり高い経済力をもっているのだという事が分かります。GDPは毎年、統計が出るのですけど、前年度に比べて数字が上がれば景気は向上している、数字が下がれば景気は下がっているという見方ができます。
そのため一般人間の生活の向上にも影響する数字です。
そして、GDPと混同しがちな国民総所得(Gross National Income略してGNI)というものがあります。これは、国内総生産に海外から受け取る所得もあわせた数字を出したものです。
名目上は同じようなものですけど、国民総所得では、国内総生産にはない輸出入価格が反映されているので、その辺で若干の差が生じます。国内総所得でも、日本はアメリカと中国に続く世界第三位です。近年の日本では、国民総生産よりも国民総所得が注目されているのですけど、その背景には少子高齢化があります。年配の方が増えて働く人間が減る日本では今後、国内の経済成長はあまり期待できないとされています。そんな中で、外国からの所得が国内の経済成長率を維持してくれるという見方に変わりつつあります。

国民総所得は、国内総生産と違い海外からの純資産が含まれます。

国民総所得とは、日本国民が1年間に新たに生産した財・サービスの付加価値の合計のことを指し、経済活動の指標として2000年初め頃より国内総生産に代わって使用されるようになります。国民総所得と国内総生産の違いは、前者が海外からの純所得が含まれるのに対し、後者はそれが含まれません。なお、海外からの純所得とは、主に雇用者報酬と財産所得の2つに分けられます。国民総所得が使用されるようになったのは、海外に進出したり投資したりする企業や国民が増えたことが背景としてあります。
先頃、政府の成長戦略において、1人当たりの国民総所得を今後10年間で150万円増やす目標が掲げられたのは記憶に新しいところです。
日本の一人当たりの国民総所得は、世界保健機関の2011年統計によると3万3470ドルで、先進7か国の中では6番目です。
世界の一人当たり国民総所得の平均は1万597ドルで、一番多い国と少ない国との差は実に約205倍となっています。

未分類
2013年10月16日Permalink